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新品種柿「麗玉」 全国に先駆け出荷進む

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 当JAと大野町かき振興会が連携して、新品種「麗玉」の生産に取り組んでいます。本年度の出荷が15日から始まりました。

麗玉は、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)が開発した品種で、同町では7年ほど前から一部会員の圃場で栽培を開始し、現在町内では約60人が栽培を手がけています。

 本年度の出荷見込み量は約600㎏。出荷は10月下旬まで続き、東京方面に出荷しスーパーなどに並びます。

麗玉は丸みがある形で、鮮やかな橙色が特徴。果肉には黒ゴマのような斑点があり、甘みが強くサクサクとした歯ごたえある食感を楽しめます。また、他品種に比べへタスキ果や果頂裂果が少なく、水分や害虫が中に入りづらいなど、栽培しやすいのも大きな利点。市場からの評価も高く、出荷量の増加を求める声を受けています。

同会会員の林庄寿さんは「他品種と比べ正品率が高く、ロスが少ない。大野の柿ブランドをけん引する品種として大いに期待できる」と話しました。