「美濃いび茶」の最盛期に向けて、一番茶の初共販会が４月30日から揖斐川町のＪＡ全農岐阜美濃茶流通センターで行われました。揖斐川町と池田町の３製茶組合と個人１名から合計30点、９０８㌔が出品されました。

今年は４月に入ってから適度な降雨や気温に恵まれたことで茶葉の生育が順調に進み、病害虫などの被害も少なく、品質は良好だといいます。

共販会には県内外の茶商12社が参加し、茶葉の形や色などを見比べ、試飲で味や香りを確認しました。

１㌔当たりの平均落札額は２,２４６円、最高落札者は揖斐川町の（株）いび茶の里で、高品質な茶葉による販売伸長を期待し、昨年の２万９６９２円を大きく上回る８万円で落札されました。

河村三吉共販委員長は「コロナ等の影響が残る中、茶業界を共に支えてくれる関係者らに感謝している。地域一体となって美濃いび茶の美味しさをアピールして産地を盛り上げたい」と話しました。

一番茶の共販会は５月末までに６回程度実施する予定。