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サツマイモの産地化に取り組む「サポートいび」が成果を報告しました

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当JA子会社「サポートいび」は、サツマイモの産地化を目指して水田を活用した試験栽培を進めています。9月25日に試験結果の報告会を担い手サポートセンターで行い、同月30日に連携協定を結んだ岐阜農林高校の生徒や農林水産省の関係者などへ成果を伝えました。

同社は揖斐郡内の休耕田を活用し、サツマイモの栽培に取り組んでおり、水田特有の水はけの悪さを解消するため、カットドレーン技術によるほ場改善などを行っています。今年から、アサヒバイオサイクル(株)、バイオシードテクノロジーズ(株)と連携し、ビール酵母細胞壁分解物と二価鉄などから成る「バイオスティミュラント」と呼ばれる資材を試用。作物の生育促進や病気の抑制などが期待され、収量は昨年の約3割増を見込んでいます。

報告会では、サポートいびの高橋邦彦専務が試験栽培の様子や今後について動画などで紹介。また、同社の有する施設を見学する中で、岐阜農林高校流通科学科の3年生に収穫したサツマイモのつる切り作業を体験していただきました。高橋専務は「若い人たちの柔軟な考え方や発想力を積極的に提案してほしい」と話していました。

同校とは連携協定の一環で、今後サツマイモなど農産物を使った商品開発に取り組んでいきます。生徒らは「積極的にアイデアを出し合い、たくさんの人に手に取ってもらえるような商品やパッケージを考えたい」と意気込みを話してくれました。