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「富有柿倶楽部」と交流会を行いました

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 大野町柿産地協議会(JAいび川・大野町かき振興会・大野町・県揖斐農林事務所)と岐阜大学は24日、柿の産地と学生が交流を図り、柿の生産や販売、加工品への理解を互いに深めることを目的に、交流会を開きました。

 同協議会は、高齢化等により生産者が減少しつつある柿産地に若い世代のアイデアや活気を取りこむことで、新たな販売方法や柿の活用方法などを模索したいと考えており、2015年に同大学の留学生を対象に初めて交流会を開催しました。16年には同大学が「地域ブランドと地域振興」という授業の一貫で、富有柿について学ぶグループ「富有柿倶楽部」を設立。柿の生産から消費までの過程を学び、販路拡大などの振興方策を検討する中、産地のことを学ぶ機会として柿ほ場の視察や収穫体験など、生産者との交流を図っています。

 今回で3回目となる交流会には「富有柿倶楽部」に所属する応用生物科学部の学生3人と外国人留学生25人が参加しました。大野営農センター柿共選場や柿ほ場を訪れ、選果作業の見学や収穫を体験しました。その後、同振興会女性部部員と柿パウンドケーキを作り、試食しながら生産者らと柿の新たな販売方法などについて意見交換を行いました。参加した学生は「実際に産地を見ることで、柿の良さや栽培の大変さなどを知ることができた」と話し、大野町かき振興会の岩崎久一副会長は「交流会を通じて、地域ブランドとして柿の魅力を若い世代に伝えたい」と話しました。

 学生らは今後、交流会で学んだことや感じたことを活かし、柿の新たな販売方法などをさらに検討して、同大学で報告会を行う予定です。