ペースト肥料を活用した水稲栽培試験を実施しました
その他
当JAは、管内の水稲栽培の省力化や環境対策につなげようと、ペースト肥料を使った試験を始めました。6月10日に、農事組合法人稲富ファームの協力を得て、地域の水稲農家らが見守る中、58aのほ場に「ネオ・ペースト肥料SR₋502号」を使った田植えを実施しました。
同肥料は、片倉コープアグリ株式会社が開発したもの。粘性の高いペースト状で、通常の液体肥料と違い水中で拡散しにくい特徴があります。苗が生長した後の追肥作業が必要なく、作業軽減を図ることができます。また、被覆肥料のようにプラスチックの殻が出ず、土中施肥で流亡がないため、環境負荷低減にもつながります。
試験ではペースト施肥機(2段施肥仕様)を装着した専用の田植機「ヤンマーYR8D」を用いて、上下のノズルから基肥の浅い層と追肥分の深層へ同時に施肥を行いました。
今後は、経過を観察しながら、肥料が地域性にマッチするかを見極めていきます。